2050年のメディア 現役メディア関係者向け
~急速に変わるメディアの現場でいかに生きるべきか?~

ワークショップについて

この20年のメディアの大きな変貌を描いた『2050年のメディア』を昨年10月末に出版して以来、下山さんには、様々なメディアの講演依頼があいつぎました。朝日新聞、NHK、東京中日、報知新聞、秋田魁新報、北日本新聞、河北新報、十勝毎日新聞、沖縄タイムス・・・・・。一方で下山さんが慶應SFCや上智大学新聞学科で開いている同名の講座も、メディアの取材が続いています。
→ 秋田魁新報の記事はこちらからお読みいただけます。
→ 朝日新聞デジタルの記事はこちらからお読みいただけます。

静岡新聞が二期連続の赤字決算で、社の構造改革を促す「イノベーションリポート」を発表するなど、このコロナ禍で、紙の広告収入が激減、各メディアは対応を迫られています。下山さんの、上智や慶應の講座には、すでにメディアに勤めている人の参加希望も多いと聞きます。
そこでかつて下山さんが、翻訳ノンフィクションの編集者をしていた関係から、日本ユニ・エージェンシー主催で、現役でメディアに関わっている人むけ(これからメディアを志望する学生も可)に、一回の特別講座を行います。
講座はZoomで行い、世界中どこからでも参加は可能です。1時間の講義、30分の質疑応答、4人1組に分かれての30分のグループ討論、その後、何組か討論の内容を発表していただきます。講座終了後にはリアクション・ペーパーをご提出いただき、そちらは参加者全員で共有することになります。
講義は、単行本出版以降に下山さんが調査をした重要事項を交えて行われます。ポイントは以下のとおりです。

・経営の基盤なくして、ジャーナリズムなし。
・ニューヨーク・タイムス「イノベーションレポート」(2014年)の誤解。今読むべきは2017年の「Times 2020」。
・地方紙で、電子有料版を成功させているボストン・グローブ、十勝毎日新聞。
・無料広告モデルの先は見えている。ヤフーからのトラフィックバックでは有料講読に結びつかない。地方紙はローカル局と連携して、導入をはかれ。
・日本テレビは、日経型のサブスクモデルでデジタルに進出して成功した。
・今後、ジャーナリストを続けたい人はどうすればいいのか? 脱終身雇用、仕事本位の人生。他

講師プロフィール

下山進

(しもやま・すすむ)   

1986年早稲田大学政治経済学部政治学科卒
同年 ㈱文藝春秋入社
1993年コロンビア大学ジャーナリズムスクール国際報道上級課程修了
著書に『アメリカ・ジャーナリズム』『勝負の分かれ目』『2050年のメディア』

文藝春秋では一貫してノンフィクション畑を歩き、河北新報社『河北新報のいちばん長い日』、ケン・オーレッタ『グーグル秘録』、船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』、ジリアン・テット『サイロ・エフェクト』、須田桃子『捏造の科学者』、河合香織『選べなかった命』など国内外の優れたノンフィクションを編集者として紹介している。

2019年3月 文藝春秋を退社した。2018年より慶應SFCと上智大学新聞学科で、『2050年のメディア』をテーマにした調査型の講座を開いている。現在著者として四冊目の本『アルツハイマー征服』(2021年1月出版予定)に取り組む。

サンデー毎日に2ページのコラム「2050年のメディア」を持つ。

米国ニューヨークで行なわれている Logan Nonfiction のAdvisory Boardを務める。

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