2026年08月10日
お知らせ

北京国際ブックフェア2026に参加しました

北京国際ブックフェア2026に参加しました!

6月17日から21日にかけて開催された北京国際図書展(BIBF)に参加いたしました。本年のBIBFでは、デジタルコンテンツ分野への関心の高まりが見られたほか、中国の出版社各社と活発な商談(43件)および出版社訪問(5社)を実施しました。今年のテーマは「本を通じた交流と対話、協力による共栄」で、UAE(アラブ首長国連邦)が主賓国でした。

会場入り口

会場の雰囲気とBIBF全体の動向

本年のBIBFでは「ネット出版共同ブース」「IPライセンスエリア」「アニメ出版センター」などが新設されました。ネット文学、ゲーム、短編動画、AIソリューションなど、デジタルコンテンツ分野への強い関心が伺えました。また、中国現代文学を代表する余華氏の関連イベントには多数の来場者が集まり、中国文学の国際的な発信力の高まりを印象づけるものとなりました。一方で、端午節連休と重なった影響もあり、全体の来場者数や会場の熱気は昨年をやや下回り、日本からの出展社数も減少傾向にありました。

フェア中現場訪問の余華氏
昨年と比べて来場者数はやや減少

 

日本の書籍を取り巻く環境は変化しています。中国出版社の日本書籍への関心は依然として高いものの、昨今の日中関係を背景に出版審査は全体的に慎重化し、検討期間も長期化する傾向にあると各社から伺いました。各社は市場適合性や販売見込みをこれまで以上に重視しており、現地出版社との継続的な対話が以前にも増して重要になっていると感じました。

国際情勢が不透明さを増し、変化の激しい環境が続くなか、当社は現地との交流機会の拡大に積極的に取り組んでいます。その一環として、今年のBIBFではミニブースを出展しました。ブースでは、当社が海外展開を独占的に仲介する作家および作品を幅広く紹介しました。なかでも、社会現象となるベストセラーを生み出した湊かなえ氏や、「警官」シリーズで知られる佐々木譲氏の作品、また“どんな病気も治してしまう”カエルのお医者さんを主人公とした人気絵本シリーズ『キダマッチ先生』などの書籍を展示し、多くの来場者の関心を集めました。

2026年北京国際図書展(BIBF) JUAミニ展示ブース

書籍展示や商談を通じて中国、台湾、日本の出版社関係者が活発に交流し、市場動向や今後の協業の可能性について意見交換を行いました。厳しい環境下においても、出版を通じた国際交流の重要性を改めて実感する機会となりました。

現地出版社および書店を訪問

 

商談では中国出版市場における需要の二極化が鮮明に表れました。特に人気の高いジャンルは「コミック・コミックエッセイ」「ホラー・ミステリー」「児童書」で、エンターテインメント性の高い作品への需要が引き続き強く、また、医学、自然科学、工学など専門分野への関心も高く、実用性と専門性を備えた書籍には安定した需要がみられました。一方、文芸分野では、新しい日本文学の導入には慎重な姿勢が見られ、すでに中国で実績のある日本人作家の作品を、新たな切り口で紹介・再評価したいという要望が多く聞かれました。

 

小学生によるブックフェア見学

IP展開・商品化が活発化

 

「ワールドギフトマーケット」テーマブース

厳しい環境のなかでも、新刊・既刊を問わず、書籍は新たな楽しみ方や価値を生み出し続けています。

 

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