COLUMN
JUAスタッフによるコラム

最後の晩餐!?
弊社ミニBarのカウンターからJUAスタッフの雑談呟きなどです。
食べることが好きだ。「顔にそう書いてある」と言われる。近年、体にも反映されている気がする。本当に好きなのだ。よく、「三度の飯より●●●が好き」というのを耳にするが、個人的には「三度の飯より好きなものなんてある?」と思っている。いや、これはマジで。
美味しいものを求めて、あちこち出掛けるが、自分で料理することも大好きだ。料理番組が好き。旅番組で地元の美味しいものを紹介しているのもチェック!朝ごはんを食べながら、今日のランチは何を食べようか、晩御飯には何を作ろうか…と考えている。
社会人になったばかりのころ、先輩Aからもらったアドバイスがあった。
「会話に行き詰まったら、食べ物の話をしてみるといいよ」
たしかに、食事をしない人はいないし、食べることが嫌いな人は少ないと思う。中華が好き、イタリアンが好き、スイーツが好き…。誰にでも、心身ともに満たしてくれる美味しいものは、きっとあるだろう。こうした話題を投げかけるタイミングは難しいかも知れないが、ほとんどのケースで、ややぎこちなかった会話が滑らかになっていく効果はあると思う。
あるとき、後輩Xに次のアドバンスをしたことがある。
「『この人、ちょっと苦手でうまく話せない』という相手に、『明日死ぬとわかったら、最後に何を食べたいですか』って聞くと、意外と話が盛り上がって、場が持つことがあるよ」
この話、いわゆる「最後の晩餐」なのだが、実に味わい深い。最初は会話の潤滑油に過ぎないとしても、各々の「最後に食べたいもの」に、それぞれの人となりや、さまざまな思いが徐々に表れてくる。なぜ、その食べ物を選んだのか、必ずエピソードがある。「初めて口にしたときの感動」「中毒性のある味」「思い出の一品」など。食べることは、まさに人生だ(何だか某エネルギー企業のCMみたい)。
つい先日、ある取引先の人に聞かれた。
「明日が人生最後の日だとします。死ぬ前に何が食べたいですか?」
「えっ!?もしかして、苦手な人だと思われていたのか…」
ちなみに、私の最後の晩餐は「麻婆豆腐」です。(オクターヴ)
お知らせ
- 2025年10月06日 弊社仲介タイトル多数の著者クリス・ホートン氏が来社されました
- 2025年09月29日 大阪・関西万博の北欧パビリオンで行われた文学イベント「北欧デー」に参加しました
- 2025年09月22日 弊社が英語版翻訳出版権を仲介した『黒猫亭殺人事件(横溝正史 著)』英語版(UK, Pushkin Press)が The Timesで1位、The Sunday Timesでも7位にランクインしました
- 2025年09月16日 原作小説の日本語版翻訳出版権を弊社が仲介した「リヴァイアサン」のアニメが配信されています
- 2025年09月08日 弊社日本語版翻訳件仲介「まぼろしの巨大クラゲをさがして」(BL出版)が第72回産経児童出版文化賞の翻訳作品賞に選ばれました